「難病助成の拡大、先送りへ 厚労省、法案提出は秋以降」『朝日新聞』2013年01月25日

こちらも、動向に注目。
「難病助成の拡大、先送りへ 厚労省、法案提出は秋以降」『朝日新聞』2013年01月25日 http://digital.asahi.com/articles/TKY201301240134.html?ref=comkiji_txt_end_kjid_TKY201301240134 【阿部彰芳】医療費助成の対象となる難病の拡大を検討していた厚生労働省は、次期通常国会への法案提出を先送りする方針を固めた。現在の56疾患を300以上に拡大し、症状の重さに応じて患者を認定する新制度を目指していたが、政権が交代したうえ、対象となる病気がまだ決まっていないことから、会期末までに準備が間に合わないと判断した。  来年度予算では、56疾患を対象にした従来の医療費助成の財源を確保したうえで、患者データの管理システムなど周辺環境の整備を進める方針。同時に検討していた小児の慢性病や難病の制度見直しをめぐる法改正も先送りする。  難病の医療費助成は法的に位置づけられていないうえ、患者が年々増え続けて予算の確保が追いつかず、対象外の病気との公平性も課題になっている。このため、厚労省は専門家や患者団体による難病対策委員会で制度の見直しを検討。対象の基準を明確にするとともに、安定して予算を確保するため法制化する方針を昨秋に打ち出していた。  難病対策委は25日の会合で、総選挙前の想定より1カ月遅れで報告書をまとめる予定。今後は具体的な対象を検討し、秋の臨時国会以降の法案提出を目指す。