炭谷茂・村上須賀子「医療ソーシャルワーカーの働きを検証する[80]〔最終回〕【最終回記念対談】病院の社会的責任と医療ソーシャルワーク 」『病院』Vol.72,No.4,2013

炭谷茂・村上須賀子「医療ソーシャルワーカーの働きを検証する[80]〔最終回〕【最終回記念対談】病院の社会的責任と医療ソーシャルワーク 」『病院』Vol.72,No.4,2013 2006年6月から『病院』誌に毎月連載されていた「医療ソーシャルワーカーの働きを検証する」が今月号でいよいよ最終回となるようです。約7年間(通算80回)続いた本連載ですが、現場での実践(援助から管理まで)や、研究者による業務分析など幅広く紹介して下さり、とても勉強になりました。 また、「病院・診療所の経営実務に携わる、理事長・院長・看護部長・事務長を主なターゲット」とした本誌で、医療ソーシャルワーカー(の業務)を紹介して下さった影響は計り知れず、この連載を機に雇用された医療ソーシャルワーカーもいらっしゃるのではないでしょうか。監修をされた村上須賀子氏(兵庫大学教授)に感謝です。 村上須賀子ほか編『医療ソーシャルワーカーの力』医学書院,2012年7月 ○内容 医療ソーシャルワーカー(MSW)が医療の現場(主に病院など)でどのような働きをしているのか、現場からの実践報告書。医療関係者だけでなく、行政や地域の人々とも連携して患者・家族を支えるMSWの力が臨場感溢れるタッチで表されている。患者が自分らしい生活を取り戻すためには、治療だけでなく、生活を支援するMSWの力が必要であることが分かる本。月刊誌『病院』に6年間以上にわたって好評連載中の「医療ソーシャルワーカーの働きを検証する」の単行本化。 ○目次 第I部 医療ソーシャルワーク 総論  総論1 MSWの活用を願って  総論2 わが国におけるMSWの現状と課題  総論3 患者と医療機関の期待に応えるMSW 第II部 医療ソーシャルワーク 支援論  医療ソーシャルワーク支援論 概説  1章 支援方法論   1 個人の働きかけ・ケースワーク   2 退院援助   3 地域連携ネットワークシステムの構築   4 MSWのソーシャルアクション  2章 利用者の状態別支援方法   1 がん患者と家族への支援   2 リハビリテーションをめぐるMSWの働き   3 難病・障害者への支援   4 子どもへの支援 第III部 MSWとアドミニストレーション  1章 組織に位置づくために   1 導入期   2 組織改革  2章 経営・教育に関わるMSW  編集を終えて