第33回日本医療社会事業学会@大阪国際交流センター

第33回日本医療社会事業学会で発表するために、大阪国際交流センターへ日帰りで行ってきました。朝5時起きで眠たし・・・。 http://homepage3.nifty.com/jaswhs/ 2013051908530000.jpg 発表の前に気合を入れるため、大阪上本町駅にてきつねうどんを食す 2013051908530000_1.jpg 第二分科会会場。座長は日本福祉大学田中千枝子先生。鋭い質問を連発されていました。質疑応答では時間的に、MSWの役割論にまで議論は達せず、残念でした。 2013051908530000_2.jpg 公園で神奈川の仲間と昼食。同年の仲間が県協会活動に真摯に取り組んでいることに感銘を受ける。 2013051908540000.jpg 今大会で一躍有名人になったお二人。ちなみに左の方は、私の最初の上司です(笑) 2013051908540000_1.jpg 自主企画:就労支援にかかわる医療ソーシャルワーク~実践と研究の会。整理券配布されたものの立ち見・・・。 【印象に残ったことがら・言葉】 ・「働くがん患者と家族に向けた包括的就労支援システムの構築に関する研究」 (研究責任者:独協医科大学准教授 高橋都教授)に、平成24年度からMSW部会(部会長:東海大学 堀越由紀子教授)が設置された。平成25度は研修プログラムの開発を行う。 ・就労支援というと、新しく仕事を探したり失業しそうになった人の支援と考えがちだが、必ずしも問題が表面化してからの支援とは限らない。治療が開始となる段階からの介入という視点。 ・社会保険労務士も含めた多職種マネジメントが必要。 ・「仕事のことで困っています」という患者からの相談に対してどのように質問するかが重要。 ○『MSWがおこなうがん患者への就労支援相談』平成25年2月28日より 図1就労と治療の両立支援―介入のタイミング―、表1就労支援と支援チームの役割分担(例)が有用。 ・患者が遭遇している課題によって、スタンスや「介入=intervention」の強さに強弱がある。 図2 就労に関する課題とスタンス 【見守り・相談対応・準備態勢】 就労について特に問題はない。困っていない(自分で対応できている)。非就労を選択している。 【弱い介入(相談支援)】 就労するため、就労を継続するため、なんらかの支援が必要 【強い介入(権利擁護・ソーシャルアクション)】 就労の場を確保できない、就労の機会が持てない、不当な待遇など ・外部との交渉にどこまでMSWが介入するかは事例により、またアセスメントにもよる。 ・がん患者の就労支援という枠組みから部会に参加したが、がんだけではなく難病、それ以外に傷病を抱えている患者でも外来には就労のことで困っている人がいるのではないかと思った。 働くがん患者と家族に向けた包括的就労支援システムの構築に関する研究 http://www.cancer-work.jp/ 2013051908540000_2.jpg 閉会式。今大会は1,169名の参加だったとのこと。2014年は茨城。2015年は京都だそうです。 2013051908540000_3.jpg 看板 【その他】 ・「blogを見てます。名刺交換して下さい。」と。驚きました。 ・盛者必衰。他者からの意見は謙虚に聞き、褒め言葉に自分を見失わず。私のためではなく公のために研究をしていることを忘れずに。 ・大学教員との日頃からの連携の必要性。特に関東方面の大学で臨床経験のある教員のゼミを卒業したグループのまとまりの良さ。