「孤立した人 支援へ協力 社会福祉士ら3団体研修」『中日新聞』2014年2月3日

各分野のソーシャルワーカー同士のネットワーク作りが、生活困窮者支援という枠組みで展開される流れが出てくる可能性を感じます。

以下、中日新聞HPより転載。


「孤立した人 支援へ協力 社会福祉士ら3団体研修」『中日新聞』2014年2月3日

生活苦や障害を抱えるなど、社会から孤立しがちな人を支援する県内のソーシャルワーク三団体の合同研修会が二日、富山市婦中町砂子田の婦中ふれあい館で開かれた。

 団体間の連携を深めるため八年前から催されており、全国的にも珍しい取り組み。この日は、県医療ソーシャルワーカー協会、県精神保健福祉士協会、県社会福祉士会の計六十五人が参加。冒頭、早稲田大人間科学学術院の田中英樹教授が、現代の生活困窮者世帯への対応法などを講演した。

 その後、病気や障害の影響で生活に困っている人を例に挙げ、八班に分かれて支援策を討論。参加者たちは「一日の予定表を作る」「自己肯定感を高めてあげるべきだ」と成果を発表。田中教授は「横のつながりを広げられれば、孤立から救える人は増える」とネットワークづくりの大切さを強調した。

 参加したかみいち総合病院の社会福祉士萩原美紀子さんは「自分が救えない人も、この場で知り合ったソーシャルワーカーに紹介することで手助けできる。ネットワークが広がった」と話した。 (広田和也)

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