地域包括ケア関連書籍

今週職場に届いた『週刊社会保障』№3772,2014年4月14日号に書評が掲載されていました。

髙橋紘士ほか編『地域連携論-医療・看護・介護・福祉の協働と包括的支援-』オーム社,2013.11.28

○内容

地域連携の考え方・進め方がわかる実務者必携の一冊!

医療・福祉・介護の三つの分野にまたがる「地域連携」は、地域包括ケアシステム構築の要であり、その推進は、各医療機関、保健医療福祉の行政担当者間、また、介護の現場で現在大きな課題となっています。しかし、この方面への関心は拡大しているものの、地域連携をマクロな視点から、理論及び実践にわたって解説した書籍はほとんどありません。本書は、最先端の地域連携の理論と実践を現在現場で活躍している著者陣の執筆により、医療・看護・介護・福祉の各分野で働く実務家にとって理解しやすい内容となっています。また、具体的な事例やエピソードも扱うことにより、実務家だけでなく、行政の政策担当者にとっても参考となるようにまとめました。

○目次

1編 地域連携の理論と基盤(地域連携の基礎理論としてのケアサイクル論
地域連携方法論の開発と展望
地域連携の政策と多職種連携

地域連携クリティカルパスと医療計画

地域連携を支えるICT基盤)

2編 地域連携の実践と専門職(地域医療と介護のシステム化―尾道市医師会方式の理論と実践

急性期病院の地域連携機能強化の試み―愛媛大学病院総合診療サポートセンター創設への実践

自治体における地域連携と地域ケア会議―和光市の実践

退院支援から地域連携へ―看護師は何をするか

地域連携における薬剤師の役割

地域連携におけるソーシャルワーカーの役割)

3編 地域連携の展望と課題(病院が取り組む地域包括ケアと地域連携―地域包括医療・ケア局を設置した南礪市の取組み

認知症ケアが必要とする地域連携

小規模多機能型居宅介護拠点が進める生活継続のための地域連携

地域連携パスから地域連携プラットフォームへ―三方よし研究会の展開

地域包括ケアシステムの展望へ)


上記の姉妹本です。

髙橋紘士編『地域包括ケアシステム』オーム社,2012.3.24

○内容
地域包括ケアシステムを体系的に理解したい方の必読書! 本書は地域包括ケアシステムの理論とともに、各方面・分野で展開されている地域包括ケアの実践を紹介しながら、地域包括ケアシステムの構築と運営について体系的に解説する実務書です。次期介護保険制度のキーワードである地域包括ケアシステムを基盤として、重層的かつ多角的な視点から地域包括ケアシステムを捉えるため、医療・介護・福祉の各分野で実務家として活躍している豪華執筆陣による地域包括理解のための必携書です。

○目次

1編 地域包括ケアシステムとは(地域包括ケアシステムへの道
地域包括ケアのスタートと展開
地域包括ケアシステムに関する国際的な研究動向)
2編 地域包括ケアを創る(介護保険の10年とこれからの地域包括ケア
施設機能の地域展開からのアプローチ
地域包括ケアにおける在宅医療の役割
訪問看護が切り開く包括的ケア
地域包括ケアと地域福祉―小規模多機能拠点の意義
地域包括ケアの基盤としての住まい)
3編 地域包括ケア最前線(ターミナルケアと包括的支援―ホームホスピスの実践から
認知症ケアで必要とされる地域包括ケア
生活困窮者の包括的支援システム
エリアマネジメント機関としての地域包括支援センター
地域包括ケアの確立を目指した介護保険事業計画を考える)


それ以外の手堅い地域包括ケア関連書籍はこちら。