メアリー・リッチモンド新刊?

原題は、"Friendly Visiting Among the Poor"Macmillan,1916。出版当時56才。有名な『社会診断』1917の1年前に出版されている。


メアリー・E・リッチモンド(星野晴彦訳)『善意からソーシャルワーク専門職へ』筒井書房,2014.4
A5・160ページ 1,944円(税込)

73225500



○内容
本書は、ケースワークの母と呼ばれるリッチモンドが最初に著した本である。
彼女の4冊の本のうち、『社会診断』『ソーシャルワークとは何か』に比べて本書について議論されることはほとんどない。
しかし本書が述べている状況は、現在の世相や現在ソーシャルワークに求められている状況に、極めて近似しているものがあるように思われる。
この近似した社会構造においては、ソーシャルワークのあり方を模索するうえで、有益な示唆となろう。
訳者はしがき より
○目次
訳者はしがき
第1章 イントロダクション
第2章 一家の稼ぎ手
第3章 家庭における、一家の大黒柱
第4章 主婦
第5章 児童
第6章 健康
第7章 生活費と貯蓄
第8章 レクリエーション
第9章 救済
第10章 協会
第11章 友愛訪問員
付録