「平成26年度診療報酬改訂―リハビリテーション関連項目まとめ―診療報酬改定説明会(3月21日・東京)」『回復期リハビリテーション』2014.4,pp.24-34

平成26年度診療報酬改訂―リハビリテーション関連項目まとめ―診療報酬改定説明会(3月21日・東京)」『回復期リハビリテーション』2014.4,pp.24-34

石川誠(全国回復期リハビリテーション病棟連絡協議会常任理事)「中医協の検証部会は昨年、回復期リハ病棟に専従する医師、社会福祉士それぞれについて、配置状況の違いと『実績』への影響を調査した。(中略)社会福祉士については、入院料1で休日リハ提供体制加算、リハ充実加算を両方算定している病棟163病棟を対象に、『専従社会福祉士のいる病棟』(145病棟)と『専従社会福祉士のいない病棟』(18病棟)で、平均在院日数の違いを調べた。

 結果は『専従社会福祉士のいる病棟』のほうが、いない病棟よりも平均在院日数が約20日間短かった。社会福祉士の専従配置によって20日分の入院コストを削減できるというデータは説得力があり、これも中医協で承認された。」(p27)

当該資料を確認するために、中央社会保険医療協議会診療報酬改定結果検証部会の2012年と2013年の資料及び議事録を確認したが、私の探した範囲では見つからなかった。

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-chuo.html?tid=128160

しかし、こういう背景があったことは記録しておきたい。

また、精神科病院精神保健福祉士も2014年度診療報酬改訂において配置加算が新設された。

平成25年11月29日に開催された中医協総会(第261回)において、「慢性期では100床あたりの精神保健福祉士が多いほうが、平均在院日数が短くなる傾向にある」(スライド38)というデータが掲載されている。ポイントは、データの出典が「日本精神保健福祉士協会提供データを基に作成」ということだ。
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000031076.pdf