「福祉用具貸与、複数機器のレンタル時は割り引きが可能に」『介護・地域包括ケアの情報サイト』2014年11月24日

興味深い。


福祉用具貸与、複数機器のレンタル時は割り引きが可能に」『介護・地域包括ケアの情報サイト』2014年11月24日
http://www.joint-kaigo.com/social/pg960.html

厚生労働省は来年度から、福祉用具貸与の事業所が複数の機器を利用者にレンタルする時に、前もって届け出れば値段を減額できる仕組みをつくる。事業所どうしの価格競争を促し、給付費の効率化や利用者負担の軽減に結びつけるのが狙いで、社会保障審議会・介護給付費分科会で提案した。年内にも正式に決定し、詳細なルールなどは来年の1月にも公表する。

福祉用具の報酬・基準についてLinkIcon資料はこちら
福祉用具のレンタル料は、他の介護報酬とは違って公定価格が定められておらず、事業所がひとつひとつ届け出る形で決まる。利用者が複数の機器を借りる場合は、それぞれの価格をそのまま単純に足し合わせた金額が、介護保険で事業者に支払われる(利用者負担1割)のが一般的だ。

厚労省の提案は、事業者が柔軟に「パッケージ価格」を打ち出せるようにするもの。電動ベッドとサイドレールといったように、複数の機器を同じ利用者にセットで貸し出すケースなどは、それらの合計額より低い値段にすることを認める。割り引きに関するルールを設定したうえで、あらかじめ都道府県に届け出ておくことが条件だ。

もっとも、こうした取り組みは今も禁止されているわけではない。厚労省は今回、複数の機器を貸す時に減額できる仕組みを制度上明確にし、給付の効率化に少しでもつなげていきたい考えだ。