西日本新聞の連載・特集

西日本新聞(本社、福岡県)の、昨年末からの連載・特集が興味深い。

子どもに明日を 子ども問題取材班
http://www.nishinippon.co.jp/feature/tomorrow_to_children/?page=1

子ども問題取材班による子ども貧困をテーマとした精力的な記事。「貧困の現場から」「いま、学校で」は、リアルな描写に毎回考えさせられる。「いま、学校で」では教員の奮闘ぶりを知ることができた。「旧産炭地の嘉麻市で、小中学生の就学援助率は41・6%と県内2番目の高さ。生活保護家庭も1割近い。」(出典)という記事に驚いた。東京都や大阪府でも高い割合を示しており、教育現場における貧困の顕在化について認識を改めなければいけないと思った。(2012年度名古屋市は、小学校13.7%、中学校17.9%)

ともに自立へ~生活困窮者支援制度
http://www.nishinippon.co.jp/keyword/51

こちらは、生活困窮者支援の実際について知ることができる。佐賀県生活自立支援センターの相談支援員で社会福祉士の松尾玲奈さんが登場する記事では、社会福祉士として非常に原点回帰な取り組みに関心を持たずにはいられなかった。ソーシャルワーカーとして1人1人のクライエントに地域の側から支援をするのは大変だけれどやりがいのある仕事だと思う。