MSW STATISTICS 2015

2016年9月3日、e-Statに平成27年度の『病院報告』が公表された。

それに伴い、最新のMSW数も判明したためここに『MSW STATISTICS 2015』として掲載する。

「msw_statistics_2015.pdf」をダウンロード

○トピックス
平成27年度の病院報告で初めて、社会福祉士の従事者数(10,077人)が医療社会事業従事者(9459.8人)を上回った。
・職種別の対前年増加率でみると、社会福祉士が8.8%と病院の全職種の中で最も高かった。
・病床規模別・100床あたりのMSW従事者数(全国・一般病院)では、100-149床で2.0人となり、「50床に1名」が実現していた。また、600-699床で1.1人、700-799床で1.0人となり、20-29床、30-39床、900床-を除き「100床に1名」が実現していた。

また、各都道府県協会で各地域の雇用統計や組織率を把握するため、「都道府県別MSW2015」も掲載する。

「MSW2015.pdf」をダウンロード

○トピックス
都道府県別MSW従事者数は、北海道110.6人、東京都82.7人、愛知県68.4人の順に増加数が多く、一方で神奈川県-35.4名、茨城県-26.3人、富山県-11.6人の順に減少数が多かった。なお、都道府県ごとに社会福祉士と医療社会事業従事者の増減にバラつきがあった。

精度を高めるため、誤りがあればご指摘いただきたい。随時修正を行う。

なお、筆者はMSWを上記統計に計上されている職種、社会福祉士と医療社会事業従事者の両者を足した者として定義している。各自、MSW定義にご意見があると思われるがご容赦頂きたい。