第12回愛知県医療ソーシャルワーク学会

昨日2月11日は、第12回愛知県医療ソーシャルワーク学会でした。

第12回愛知県医療ソーシャルワーク学会
http://amswgakkai.wixsite.com/12th-amsw

参加者は270名。ほかに託児のお子さん6名とペッパー1名。

基調講演は、千葉大学近藤克則教授。学生時代、他の先生方がレジュメと黒板を使って授業していた中、パワーポイントを使用して授業をする近藤先生は、実にスマートでカッコいい存在でした。先生のお話をうかがっていると、久しぶりに学生時代に戻った感覚になりました。

近藤先生は、健康格差が心理・社会的要因から生じうることを長年の大規模な実証研究で明らかにし、その成果によって健康日本21(第二次)において健康格差の縮小が目標として組み込まれる程の社会的影響力を及ぼしています。

心理・社会的要因の改善に向けて、MSWの取り組みのレベルを上げて(ミクロ→メゾ→マクロ)介入をする、との指摘はMSW個人での活動に限界を感じている私にとって、とても納得できました。

1月30日に発売したばかりの最新著が著者コーナーで販売されましたが、あっという間に完売しました。

学会の良いところは、①他機関のMSWの実践・研究に触れることができる、②発表者は、抄録の作成・当日の発表といったプロセスを経て自身の実践を振り返ることができる、の2点にあります。

また、組織としては他団体と公式に交流を持つ機会となります。今回も大変多くの関係諸団体にご協力を得ることができました。

私の次年度以降の課題は、以下4点です。

1.最適な研究水準の模索(大学研究・教育者との連携)
2.学会業務の標準化とそれによって生じた余裕の内容への再分配
3.教育講演やシンポジウム、行政の出張説明会、ランチョンセミナーの検討
4.他のソーシャルワーカー団体との合同開催の模索

来月は、今学会の優秀演題選定と総括があり、まだ運営委員会は終了していませんが、ひとまずお疲れさまでした!!

20170212055700001

am7:15 コメダにて全体の流れと各担当者の動きについて復習 

2017021205570000

金山駅南口にある箱屋にて懇親会。つみれ鍋美味し!!