新刊案内

鶴幸一郎ほか編『福祉は誰のためにーソーシャルワークの未来図 (へるす出版新書025)』へるす出版,2019.8.26

■内容

「福祉」とは何か。なぜ福祉は必要なのか。「自己責任論」が蔓延する現在、「本来の福祉」を実現するためにソーシャルワーカーは何をすべきなのか。
福祉の現場・教育・財政の視点から現代社会の課題を考究し、ソーシャルワークのあるべき姿を提起する。

貧困が自己責任とされ、人間の尊厳が易々と侵害される社会にあって、漂流する福祉とソーシャルワーカー。そこに未来に向けた航海図が現れた。現場で格闘するソーシャルワーカーに贈る、「希望ある未来」に向けた渾身のメッセージ。―― 柏木一惠 氏(公益社団法人日本精神保健福祉士協会会長)

ソーシャルワークという言葉がさまざまな領域や分野で言われるなか、ソーシャルワークは制度の枠組みに収まってはならない。日々、制度を超えて奮闘するソーシャルワーカーに、ぜひ一読いただきたい1冊です。―― 西島善久 氏(公益社団法人日本社会福祉士会会長)

■目次
Ⅰ ソーシャルワーカーの課題と資格統合の必要性―現場から
Ⅱ 社会福祉のアップデートを目指して―ソーシャルワークオルタナティブ
Ⅲ ソーシャルワーカーの課題―育成(教育)から
Ⅳ 福祉にとっての財政問題―「共同の財布」はどこへ
Ⅴ 座談会:福祉は誰のために―ソーシャルワークの未来図

■コメント
帯は社士会とP協会各会長の推薦文!!本日、 第55回公益社団法人日本精神保健福祉士協会全国大会にて柏木会長が紹介。