今年の日本社会福祉実践理論学会学術奨励賞

日本社会福祉実践理論学会は10月9日、同学会HPにて三島亜紀子氏(東大阪大学講師)の『社会福祉学の〈科学〉性―ソーシャルワーカーは専門職か?勁草書房を2007年度学術奨励賞に選出したことを報じている。 2004~2006年度該当者がいなかったため、4年ぶりの受賞者となる。 社会福祉学の誕生から今日に至るまで、どのような理論を「選び取り」ながら社会福祉学が発展(存続)してきたのかについて書かれた本書が、この学会で受賞したことが果たしてどのような意味を持つのか。残念ながらその選考理由は明らかになっていない。 なお、これまでの学術奨励賞受賞作品は、以下の通り。岩間氏の著作は未読だが、その他2冊はどちらも大変面白いこと間違いなしである。 2003年度 伊藤富士江『ソーシャルワーク実践と課題中心モデル―わが国における適用をめざして川島書店,2001         岩間伸之『ソーシャルワークにおける媒介実践論研究中央法規出版,2000 2001年度 渡部律子『高齢者援助における相談面接の理論と実際 』医歯薬出版,2001