「<フォーカス 23区の予算案>江戸川区 大型SCに期日前投票所」『東京新聞』2016年2月3日

すでに起こった未来?


「<フォーカス 23区の予算案>江戸川区 大型SCに期日前投票所」『東京新聞』2016年2月3日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201602/CK2016020302000194.html

今夏の参院議員選挙から選挙年齢が十八歳に引き下げられることを見据え、期日前投票所を二十三区で初めて大型ショッピングセンター内に設置する。イトーヨーカドー葛西店を予定し、予算案に三百二十四万円を計上した。

 子ども対策に重点配分した。小学校十校で放課後、ボランティアと教員が補習教室を開くほか、中高生向けには小岩、葛西など区内六カ所にある児童福祉施設の共育プラザで、大学生による学習教室を開く。週一回、約二時間で参加者は自由に入退場できる。学習教室の費用に千四十七万円を盛り込んだ。

 手厚い指導が必要なひとり親家庭の中学生には、自宅へも家庭教師を派遣し、回数は年二十四回(一回一時間半)。二十世帯が対象で、当初は母子自立支援員も同行する。多田正見区長は「勉強ができない家庭環境にある子に機会を与えたい」と話した。

 また、医療や介護などのサービスを一体的に提供する地域包括ケアシステムの拠点「なごみの家(仮称)」を区内三カ所に整備。障害者や子どもの相談にのることもできる専門職「コミュニティソーシャルワーカー」を配置し、子ども向けの食堂も開設する。管理・運営は区社会福祉協議会が担う。 (酒井翔平)