日本社会福祉学会『社会福祉学』vol.61-3,№135,2020

日本社会福祉学会『社会福祉学』vol.61-3,№135,2020が届きました。

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伊藤文人「政策研究の射程とダイナミズムに関する批判的考察」pp.28-39
・村上武雄「医療福祉の対象についての研究」pp.72-86
・平野隆之「2019年度学会回顧と展望 地域福祉部門」pp.212-220

は、近しい存在として今度じっくり読んでみようと思います。

常に注目している三島亜紀子氏の「2019年度学会回顧と展望 理論・思想部門」pp.115-127は熟読。

・ソーシャルアクションに関する2019年度に刊行された論文・書籍を概観。ソーシャルアクションの語義が多義化している。
ソーシャルワークのグローバル定義では「ソーシャルワークは、社会変革と社会開発、社会的結束、および人々のエンパワメントと解放を促進すする。実践に基づいた専門職であり学門である」とある。そこには社会変革(social change)と記載されており、social actionの語はない、という指摘には目から鱗。三島氏はソーシャルアクションを否定している訳ではないが、基本的事実として確認できた。

・高山恵理子「2019年度学会回顧と展望 保健医療部門」pp.221-230では、拙論が「MSWおよび所属部門の運営に関する研究」の領域で簡単にではありますが取り上げられていました(p226)。高山先生ありがとうございます!!

樋渡貴晴「当法人における医療ソーシャルワーカー間のOneNoteを用いた知識共有の試み」日本医療社会福祉協会『医療と福祉』№106,Vol.53-№2,2019,pp.8-16

日本協会会員の方は、お手元の『医療と福祉』をご覧ください。日本協会会員サイトにはまだ論文はアップされていませんでした。
なお、『社会福祉学』は2ヶ月後にはJ-stageにて無料で閲覧することができると思います。