「ソーシャルワーカーとがんサロン世話役ら研修会」『山陰中央新報』2008年3月9日

こういう他団体と関わる事が出来ることって、組織的だし度量があるなーと感じます。島根県医療社会事業協会いいですね。HPがないのが残念です。(ご存知の方がいらっしゃれば教えて下さい。) 【関連】 島根県HP(平成19年度 がん患者団体支援事業) 以下、転載。
島根県内の医療ソーシャルワーカーと、患者や家族で構成する「がん患者サロン」の世話役らの合同研修会が八日、松江市内であった。患者ら相談者の話を聞くことをテーマに、よりよい情報提供や心のケア、支援策の在り方を探った。 患者の相談役になる医療ソーシャルワーカーでつくる県医療社会事業協会が、県内で十七カ所に広がったがん患者サロンのネットワークと協力して患者のケアに生かそうと、県と共催した。合同研修会は全国的に珍しい。 ワークショップでは、数人のグループで肺がん患者の相談者役と相談員役になって実演。治療方法や家族の将来といった悩みを話し合う過程で問題点がないかを五十人で見守り、話し合った。 患者に寄り添う機会が多いサロンの世話役は「ワーカーが回答を急いでしまい、患者の悩みを受け止めていないことがある」と指摘。相談員役だったワーカーは「短時間では患者の不安がどこにあるか分からず迷った」と反省点を挙げた。 講師役を務めた医療ソーシャルワーカーの札幌市・東札幌病院の田村里子さんは「援助は聞くことから始まる。相談者の話にまずは耳を傾け、癒やしやサポートにつなげてほしい」と呼び掛けた。 教わる気持ちで相談者の話に耳を傾けることが大切 と強調する講師役の医療ソーシャルワーカー=松江 市学園南一丁目、くにびきメッセ