書籍案内

今回購入は見送りますが、興味深い本ではあります。以下、出版社HPより転載。


ノーマン・ダニエルズほか(児玉聡 監訳)『健康格差と正義 公衆衛生に挑むロールズ哲学勁草書房,2008.7、192ページ 、2625 円 (税込) ○内容 格差社会は健康に悪い──社会疫学で実証されてきたこの難題に、ロールズ流の正義論はどう立ち向かうのか。沸騰する議論と提言を示す。 私たちの健康を左右する要因のうち、社会経済的な要因を問題にする社会疫学。本書は米国の社会疫学研究をリードするカワチとケネディが、ロールズの正義論を専門とするダニエルズと組んで政治哲学的な観点から健康を論じた論文を中心に、多様な反論と応答を収録。センによる序文も必見。懇切な訳者解説を付して、分野の活況を見渡す。 健康格差と正義 公衆衛生に挑むロールズ哲