北海道医療ソーシャルワーカー協会ホームページ 注目記事

定期的に行っている、都道府県MSW協会の会員数の更新作業中に、北海道MSW協会のホームページにていくつか注目記事を発見した。

1.第61回 北海道医療ソーシャルワーク学会
2018年6月9日に開催予定。特別講演は来賓を意識した講師選定。教育講演はソーシャルワーカーに特化した講師選定。当協会の学会においても参考になる。構成および人選だ。

2.後継者養成
保健医療機関における社会福祉実習~実践的実習マニュアル~』2017を道MSW協会独自に作成。

また、 道MSW協会医療福祉教育実習委員会が会員に対して実習生の受入について受入の1年前にアンケートを実施して取りまとめ。北海道ブロック社会福祉実習研究協議会へ提出している。職能団体と養成校団体が組織的連携により後継者養成に取り組んでいる。

両取り組みとも、システマティックであり大変参考になる。

3.キャリアラダー
2017年12月 3日の拙記事「保正友子氏によるソーシャルワーカーの成長に焦点を当てた著書三部作」で、キャリアラダーについて言及した。道MSW協会は2017年11月、会員にむけてMSWキャリアラダー(案)を提示し、意見募集を行っている。また、

2018年度から新たな生涯研修体制へ移行するにあたり、MSWキャリアラダー(案)を作成しました。次年度からは、このMSWキャリアラダーシステムと目標管理に沿って研修が企画され、会員の皆様が受講することになります。

と記載されており、静岡県MSW協会によるMSWルーブリックと通じるものがある。個々の医療機関においてもラダー作成に取り組んでいるところもあるかと思うが、基本的には諸脳団体がスタンダードのラダーを作成し、それを個々の医療機関が自院の実情に合わせてカスタマイズするのが望ましいと考える。是非、日本協会でのラダー作成を望む。