第8回愛知アルコール連携医療研究会

2018年3月8日終業後、暴風雨の中、第8回愛知アルコール連携医療研究会に参加した。場所は蒲郡市民病院。

蒲郡市民病院の研修医の事例報告とそれへの世話人の方々からのコメントを拝聴。愛知医科大学中尾春壽特任教授によるアルコール性内臓障害のお話。愛知県からのアルコール関連施策のお話。愛知県アルコール健康障害対策推進計画は国内でも早くに策定されたとのこと。また、今年アルコールの啓発パンフレットを作ったとのこと。早速、職場の情報コーナーに配置。最後に、断酒会の方による体験談を拝聴。今回これが聞きたくて参加。どのように酒をやめようと思ったのかその転記がやはりきになる。今回もやはり鍵は他者との繋がりであった。

参加者は100名位だったと思うが、医療・行政関係者以外、1/3が断酒会の会員（断酒会のジャンパーを着ている）。普段参加する研究会と全く異なる雰囲気が新鮮であった。

普段、消化器内科から断酒治療の医療機関への受診相談の依頼が来る。アルコールが原因で肝不全・肝硬変となっていても、それを否認したり、自分で辞められると仰る本人。悲痛な表情で本人の話を聞いている聞いている家族。あるいはその家族ともアルコールが原因で疎遠になった患者のみの場合も。患者の飲まざる得なかった事情を受けとめ、患者と家族のこれまでの取り組みを肯定し、そして消化器内科から精神科への橋渡しが上手くできるよう取り組んでいきたい。

また、個々の医療機関のMSWだけでなく愛知県レベルでの研修の開催も必要と思った。

蒲郡駅南口にあった中華料理店。担々麺定食。美味し。特に麺がgood。