内閣官房「孤独・孤立を防ぎ、不安に寄り添い、つながるための緊急フォーラム」(2021年2月25日)

昨日夕方から開催された、緊急フォーラム。早速、配布資料が公開されている。坂本哲志孤独・孤立対策担当大臣のもと、どのような政策が生まれるか。

内閣官房「孤独・孤立を防ぎ、不安に寄り添い、つながるための緊急フォーラム」(2021年2月25日)
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kodoku_tsunagaru_forum/dai1/gijisidai.html

■関連
首相官邸「孤独・孤立を防ぎ、不安に寄り添い、つながるための緊急フォーラム」
https://www.kantei.go.jp/jp/99_suga/actions/202102/25forum.html

・奥田氏資料
一般社団法人日本伴走型支援協会を設立。

・湯浅氏資料
○早く行きたければ一人で進め、遠くまで行きたければ皆で進め(アフリカの諺)
○歩くのがゆっくりな人とは、自分もゆっくり歩くじゃないですか(鹿児島の高校生)
○地域の真のにぎわいは、そこからはじかれない子ども・大人をなくすことで可能になる(こども食堂の想い)
私的領域には政策的な関与が難しい(友人をつくれという介入的政策は好ましくない)
民間ベースでつながる(居場所の地域連携=ヨコ連携)とともに、行政施策とも協働できれば(官民連携=タテ連携)、無縁と生きづらさを克服する展望が開ける。

湯浅氏の目には、どのような社会が見えているのだろうか。行政の補助金が付くことで民間の実践が政策に絡めとられたり、金銭的利害が生じたり。私はそんな浅はかなところに目が行ってしまう。恐らくそれを超えた遠く遠く先を見ていると思う。
医療機関の場合は、民間経営が主体。補助金・税金もだが社会保険が収入の中心。そして専門職の自己規律。それで政策からのからめとりとは一定距離が置けている。もちろん変な人・組織もいるが、それでも全体で眺めれば妥当に機能している。補助金と寄付と志。民間の社会活動に意識を繫げられていない自分がいる。

今後の動向に注目。