KTGH-L(07.6.29)

・川合秀治「明るく公明正大を基本スタンスに」『病院経営』2007.5,pp.5-9 種類:インタビュー ※インタビューイーは、全国老人保健施設協会新会長。 ・中西文彦「老健における在宅復帰のための訪問指導の実践」『介護人材Q&A』vol.3,№21,2006,pp.22-26 種類:実践報告 ※著者は、京都市右京区にある介護老人保健施設ケア・スポット梅津のリハビリ部長・作業療法士。「効率的な住環境評価のためのチェックポイント」は有用。 ・徳久朋子ほか「介護老人保健施設における入所者の在宅復帰のための取り組み-施設担当者の認識に焦点をあてて-」『鹿児島大学医学部保健学科紀要』15,2005,pp.43-50 種類:量的研究 ※家族への相談援助において、著者らは「具体的な介護方法を教示する」の実施割合が低いことを問題視しており、介護力の向上のために介護方法の教示の必要性を主張している。私もそれを実行することで家族のうち一定層の介護力が上がり、在宅復帰につながる可能性があることは認める。しかし、著者らが自ら示したように、そもそも「老老介護」「介護者がいない」「独居」が多いといった鹿児島県の地域特性からして、その方法論には物理的に限界があるように思われる。考察に異論はあるが、分析方法や着眼点は興味深い。