日本医療社会事業協会会長 笹岡真弓「後期高齢者医療制度で安心できる退院を」『読売新聞』2008年5月26日

東京の知人より情報提供。「気流」欄に投稿。 以下、転載。


 後期高齢者医療制度で、「退院支援」という専門的相談が必要であると初めて認められた。制度には批判もあるが、このことは高く評価されるべきであろう。  私たち医療ソーシャルワーカー(SW)は病院で数多くの患者さんの退院にかかわる相談に携わっている。特に最近は高齢者世帯が増え、治療が一段落しても元の生活に戻るのが難しい人が増えている。  だが、これまではSWへの相談に診療報酬上の位置付けがされておらず、相談できない人もいた。  今回の制度で高齢者が地域の中で安心して療養できる条件が整った。制度の利点を積極的に活用していくことが必要である。