新刊案内

以前、拙Blogで取り上げた清家理さんが単著を出された様子。現在は、京都大学こころの未来研究センターの特定助教をされていらっしゃる。

2011年には、『医療ソーシャルワーク機能の実証的研究 : 地域医療現場をフィールドに』という博士論文(主査カール・ベッカー教授)を京都大学に提出している。

清家理『医療ソーシャルワーカーの七転び八起きミッション』メジカルレビュー社,2015年3月30日

○内容
医療ソーシャルワーカーとして15年の経験をもつ著者が,MSWを目指し始めたころの思い,まだ,ソーシャルワークに慣れていないころの失敗を踏まえ,患者さんやその家族のために最適なことは何か? どうしたらそれを見つけることができるかを,自ら体験をもとに記した書籍。

○目次

序章 医療ソーシャルワーカーについて、論じる背景
§1 本書の位置づけ
§2 私とMSW
第1章 医療ソーシャルワークの探求−実践と研究の意義−
§1 探究背景
§2 探究目的
§3 探求意義
§4 探求方法
§5 探求構成
第2章 医療と福祉をつなぐ必要性の台頭−政策からの考察−
§1 進行する高齢化と健康転換
§2 医療制度の変遷
§3 結論
第3章 医療と福祉をつなぐ実態−在宅医療および介護実態調査からの考察−
§1 研究背景
§2 先行研究が示唆するもの
§3 研究目的
§4 研究方法
§5 調査結果
§6 考察
§7 結論
第4章 医療ソーシャルワーク実践の分析視座−医療ソーシャルワーク先行研究からの検証−
§1 本章の目的
§2 アメリカの医療ソーシャルワーク実践研究の特性
§3 日本の医療ソーシャルワーク実践研究の特性
§4 ソーシャルワーク理論に基づく機能と分析視座の作成
第5章 経済的問題を抱える患者へのMSW支援機能と地域連携によるアプローチの検証
§1 研究背景
§2 操作的定義
§3 研究方法
§4 調査結果Ⅰ(量的調査)
§5 調査結果Ⅱ(事例分析)
§6 考察
§7 結論
第6章 医療ソーシャルワーク機能の実態調査−急性期病院におけるがん患者への退院支援からの考察−
§1 研究背景
§2 先行研究が示唆するもの
§3 研究目的
§4 研究方法
§5 調査結果Ⅰ(量的調査)
§6 考察Ⅰ(量的調査)
§7 調査結果Ⅱ(事例分析)
§8 考察Ⅱ(事例分析)
§9 結論
第7章 まとめと今後に向けて
§1 本探究のまとめ
§2 本探究の限界
§3 本探究の社会的意義を目指して
§4 結語−新しい挑戦の方向性−