「『ティッシュって甘いんだよ』幼い姉妹、母と空腹の日々」『朝日新聞』2015年12月19日

「『ティッシュって甘いんだよ』幼い姉妹、母と空腹の日々」『朝日新聞』2015年12月19日
http://www.asahi.com/articles/ASHDL4VDGHDLPTIL01K.html?ref=nmail

普段の外来相談で出会うクライエントの、これまでに体験した苦悩、解決努力、今置かれている心境にもっと思いをはせて支援をせねばと思いました。

「あのときの小児科医に助けを求め、福祉相談に応じている病院の職員に付き添われて生活保護を申請。うつが悪化し、就労は困難だとして認定された。」

病院の職員が、医療ソーシャルワーカーであったことを望みます。全てのケースではありませんが相談室から一歩出て、地域の中でクライエントの権利擁護を行える業務のあり方が問われているのだと思います。

舟木氏(1999)は、高齢者分野において「医療の出口に福祉の入り口がある」と述べていますが、この言葉はひとり親家庭の貧困問題においても同じだと思います。

急性期病院に医療ソーシャルワーカーが存在する理由の1つではないでしょうか。