新刊案内

昨晩遅くに帰宅。郵便受けに大きな郵便物。明石書店から。あれ、何か注文したっけ?「謹呈著者」の文字。ムム、どなたかからご著書を送って頂いたということか。ビリビリと袋を開けると、こちらの書籍が出てきました。壮志郎さん、ありがとうございます。私の修士論文(2004)まで引用頂き恐縮至極です…。私も大いに影響を受けて頑張ります!!

なお、本の帯は『下流老人』の著者、藤田孝典氏。「長年、ホームレス支援に取り組んできた国内屈指の新進気鋭の社会福祉研究者」との表現が何だか自分の事の様に嬉しい。

山田壮志郎『無料低額宿泊所の研究 貧困ビジネスから社会福祉事業へ』明石書店,2015


○内容
社会福祉法に基づく事業である無料低額宿泊所だが、「貧困ビジネス」と批判される事例も存在する。ホームレスへの生活保護適用の受け皿として必要不可欠な社会資源になっている無料低額宿泊所の歴史・現状を分析し、今後のあり方を問う、初の本格的な研究書。

○目次
序章 本書の分析視角
第1章 無料低額宿泊所の歴史的展開
第2章 無料低額宿泊所をめぐる政策動向
第3章 無料低額宿泊所調査の再検討
第4章 無料低額宿泊所入所者の現状
第5章 無料低額宿泊所と福祉事務所
第6章 無料低額宿泊所医療機関
第7章 居宅生活移行支援事業の分析
終章 総括と提言

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