新刊案内

栗田修司『わかりやすい福祉支援の記録-個と環境との相互作用の視点から-』相川書房,2010.3 A5判 134頁 ○内容 福祉支援の焦点である「個と環境との相互作用」にそって、記録の目的や書き方、活用方法について具体的に記載し、記録のあり方を再確認できるようわかりやすく解説されている。 ○目次 第1章 記録をなぜ書くのでしょう?   1. 記録を書くのは嫌ですか?   2. なぜ記録を書くのでしょう? 第2章 記録媒体の種類   1.記録の書き方の前に   2.文字による記録 第3章 要約記録の書き方   1.要約記録を書いてみましょう   2.日常生活全体とは   3.要約記録の内容を考えてみよう 第4章 叙述の記録    1.叙述の記録とは   2.叙述の記録を書いてみる   3.日本語について   4.叙述記録の内容のポイント   5.叙述記録の内容の詳細 第5章 福祉の叙述記録の特徴   1.福祉の記録の原点   2.個と環境との相互作用を記録するということ   3.重要な環境とは   4.個と環境との相互作用にかんする記録の仕方   5.解釈の書き方   6.事実と解釈を書く意味 第6章 記録の活用の必要性   1.記録を活用していますか?   2.記録を活用せず,井戸端会議風になっていませんか?   3.記録を活用してみよう 第7章 個の記録から個を支援   1.小さな変化を記録して活用しよう   2.変化とほめること   3.プラス思考   4.小さな変化をどこに見出すか?   5.個の変化をわかりやすくするために   6.数値化の実際   7.数値化と叙述の組み合わせ 第8章 個の記録から環境を改善   1.個の記録から環境をみる   2.個のまわりの環境   3.物理的環境や人的環境 第9章 個の記録を環境との相互作用の視点で記録する   1.マップとマッピング   2.マップの効果   3.マッピングによる効果   4.マップやマッピングを別の人に見てもらうことの効果   5.エコ・マップを活用してみる   6.ファミリー・マップやジェノグラム 第10章 個と環境との相互作用を把握する文章とその活用   1.利用者と物理的環境との相互作用   2.利用者と人的環境としての支援者との相互作用   3.利用者と支援者以外の複数の人的環境との相互作用 第11章 環境改善の記録   1.マネージメント・システム   2.マネージメント・システムによる物理的環境の改善   3.人的環境の改善   4.地域の物理的・人的環境改善 第12章 記録の多様な活用方法   1.活用方法の種類   2.自分で記録を見る   3.他の人に記録を読んでもらう   4.事例検討会議やスーパービジョン,報告会などで記録を使う 第13章 記録の整理   1.記録の保管   2.記録の破棄 第14章 記録の背景とその他の記録   1.記録における方言の影響   2.記録における文法の影響   3.その他の記録 第15章 まとめとして    ―自然観察の視点から記録の考察を振り返る―