新刊案内・これから出る本(2021年2・3月)

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スーザン・ルーカス(小林茂ほか訳)『ソーシャルワーカー・心理師必携 対人援助職のためのアセスメント入門講義』金剛出版,2021年2月16日

〇内容
さて、まずは何から聞くべきか――?
成人・家族・子ども・カップルの初回面接の進め方から、成育歴の聴き取り方、自傷他害のリスクアセスメント、虐待のアセスメント、心理検査の使いどころ、アセスメント結果の書き方まで、アセスメントの考え方+進め方をていねいに解説する。限られた時間のなかでも、質問ツール「精神状態検査(MSE)」を使いながら、クライエントに役立つ的確なアセスメントをわかりやすく紹介。

豊かな経験に裏打ちされた鋭い指摘や、リアルな臨床場面がイメージできる工夫も凝らされ、実践前の研修生や、現場に出て間もない初学者はもちろんの、実務経験者のブラッシュアップや、後進スタッフを教育する立場のスーパーヴァイザーにも役に立つ、「見て、聞いて、感じる」臨床アセスメント入門!

 

「【特集】円滑化法の運用の実情と死後事務の留意点と課題」『実践成年後見』No.91,2021年2月10日


〇目次(一部)
【特集】円滑化法の運用の実情と死後事務の留意点と課題
1  東京家庭裁判所における円滑化法運用の実情
東京家庭裁判所家事第1部(後見センター)判事 浅岡千香子
  同 判事補 島田 旭
2  大阪家庭裁判所における円滑化法運用の実情
大阪家庭裁判所家事第4部部総括判事 大島雅弘
3  申立て側からみた円滑化法の実際と課題
  弁護士 冨永忠祐
4  死後の事務をめぐる課題と民法法理――特に、死後事務委任に関して――
北海道大学名誉教授 藤原正則
5  成年後見人等が直面する死後の事務の留意点
司法書士 河井正人
6  成年被後見人等の死後の財産引継ぎの実務と課題――大阪家裁の「死後事務のスキーム」について――
  弁護士 井上計雄
7  死後の事務における税務への対応
  税理士 佐藤はるみ


『賃金と社会保障』№1771,2021年2月上旬号

〇目次
特集◎「黒い雨」被爆者裁判・勝訴
*原爆「黒い雨」被爆者裁判・広島地裁2020年7月29日判決[田村和之]
社会保障社会福祉判例/原爆「黒い雨」被爆者裁判・広島地方裁判所判決(令和2年7月29日)要旨
*歴史のごみ箱の中から拾い出す―私の女性労働運動史1970年代~2020年(連載・第3回)[伊藤みどり]
◆コロナ禍を起因とした困窮事例調査報告 中間とりまとめ(2020年10月30日 全日本民主医療機関連合会)
後期高齢者の医療費自己負担2割化と不妊治療の保険適用など―全世代型社会保障検討会議 最終報告
・「全世代型社会保障改革の方針」(全世代型社会保障検討会議 令和2年12月15日)
・全世代型社会保障検討会議(第12回)議事録・資料2
・コメント「全世代型社会保障検討会議の最終報告について」(社会民主党党首 福島みずほ 2020年12月14日)
・声明「75歳以上の医療費窓口負担2割化について、菅首相公明党・山口代表による合意に強く抗議する」(全日本民医連 2020年12月11日)


現代思想2021年2月号 特集=精神医療の最前線 -コロナ時代の心のゆくえ- ムック』2021年1月28日

〇内容
「一億総ひきこもり社会」から考える
人と対面し〈つながり〉を保つことが困難となったコロナ時代は、私たちにはいかなるメンタルヘルスの危機もたらしたのか。本特集においては臨床の現場に寄り添いながら、その実態を明らかにしていく。そしてまた、この時代における精神科医療・臨床心理の理論の最前線にも迫っていく。

漆原 香奈恵『障害年金の手続きから社会復帰まで 第2版』秀和システム,2021年3月2日

〇内容

障害年金は、20歳以上の障害をお持ちの方が受給できる「公的年金」です。

一定の要件を満たす必要はありますが、
がん・交通事故でのケガで後遺症・糖尿病・人工透析脳梗塞クモ膜下出血
どの脳血管疾患・難病など、ほとんどの病気やケガが対象となります。

誰しもが対象の可能性があるのが「公的社会保障」である障害年金なのです。

本書では、障害年金についての制度や受給するための要件、手続きの流れや参考
記入例について記載されているのと同時に、
障害をお持ちの方が利用できる「お金」「生活」「就労」のサービス・制度につ
いてもまとめられています。

改定版では、最新の改正情報の記載だけではなく、
新たに巻頭ページを追加しました。図・表・イラスト・フローチャートで知りた
い情報が本書のどこにあるのか探すことができます。
さらに、書類や診断書の記入例を追加し、全体的に図・表・イラストを導入した
ことで
ぱっと見てわかりやすく、頭の中でまとまりやすい作りになっております。


黒田研二ほか『ポスト・ソーシャル時代の福祉実践』関西大学出版部,2021年3月29日

青山さくらほか『ジソウのお仕事 50の物語(ショートストーリー)で考える子ども虐待と児童相談所【データ改訂版】』フェミックス,2021年3月20日

〇内容

子ども虐待について考えてほしい。
子どもたちとその家族の姿を知ってほしい。
そして、ジソウ(児童相談所)とそこで働く人たちの思いや葛藤を伝えたい。

児童福祉司の体験から綴られた50の物語(ショートストーリー)と、子ども虐待と児童相談所の解説から構成しました。
児童相談所で働く人たちの「日常」の姿を伝える1冊です。


「学びが深まるソーシャルワーク演習」編集委員会『学びが深まるソーシャルワーク演習』ミネルヴァ書房,2021年3月12日



〇内容
ソーシャルワーク演習のテキスト。2021年度より実施される新カリキュラムに準じた内容。ソーシャルワーカーらしい思考を主体的に身に付けられるように、実践者がその感覚を率直に表現した実践事例等に基づく演習課題を多数掲載。ソーシャルワーク実践に必要とされるジェネリックな実践基盤の形成と個別特性の開発に役立つ一冊。

穂美『ソーシャルワークの神様』文芸社,2021年3月1日

〇内容
美咲は、育休を経て、診療所でソーシャルワーカーとして働き、忙しいが充実した日々を送っていた。問題を抱えた患者さんも多く、周囲の人たちの助言やサポートにも幾度も助けられたが、上司の田村さんにだけはなぜか釈然としないものを感じていた。ある時、患者さんへの対応について、田村さんの意見に同調できず、つい……。複雑な思いが綾なす人間模様を描いたヒューマン・ノベル。